「お城を見るなら東急イン！」と評判らしいので、期待たっぷりで訪ねてみました。「春は桜と新緑、秋は紅葉と四季折々の風景が楽しめますよ」と客室支配人の安藤さんもイチオシ。
ガラス張りのエレベーターで街の風景を楽しみながら9階へ。まず東側のレストラン「シャングリ・ラ」に案内していただきました。壁一面の窓からは堂々とそびえる和歌山城。さすがに優美です。

西側のスペースは「ステーキハウスきのかわ」。入り口には「安心・安全の牛肉を使う店」と案内があり、その日に調理される牛の個体識別番号も表示されています。
眼下には太平洋にそそぐ紀ノ川の河口や海、街並が広がっていました。東も西も素晴らしい眺めなので、一度でおトクな気分です。

さて、景観は充分に堪能したので、安藤さんにいくつか質問を。最初に、ホテルの外での夕食についてお聞きしますと「地下にも郷土料理が食べられる日本料理の店がありますし、この界隈は官庁街なので居酒屋さんなども色々ありますよ。」

「では朝食は？」と尋ねると「健康や地産地消を考えた和洋のバイキングですが、茶がゆや梅干し、金山寺味噌などが好評です」とのお返事。特産品の梅干しや金山寺味噌はロビーで販売していたので、気に入ったらお土産にされてもいいですね。
1階にはティーラウンジがあり、館内の手軽な休憩にぴったりな感じでした。気分転換に出かけるなら、すぐ近くの県立近代美術館はいかがでしょう。黒川紀章氏設計の個性的な外観も一見の価値はありますし、2階にはレストラン&カフェも。アートで気分をリフレッシュしたあとは、ゆっくりコーヒータイムを楽しめます。

最後に、フロントでにこやかに仕事をされていた山入さんにもインタビュー。和歌山県の魅力を尋ねると「のんびりしていて大らかなところでしょうか。果物もおいしいですね」と少し照れながら答えてくださいました。「笑顔で対応すること」を大切にされているそうで、とってもチャーミング。