展示コーナー 参加申込不要、入場無料

会場:和歌山県民文化会館

期間:10月25日(土) 正午 〜 10月27日(月)15時 (予定)

会場:展示コーナーには、シンポジウム参加登録者以外でも、どなたでもご入場いただけます。

世界的な食糧危機の声が拡がるなか、世界的にコメに関する研究及び国際的な技術協力が進められています。国内外の3つの研究機関の概要・成果を展示し、国内外に視点をおいた日本のコメに関する取組み、日本の開発途上国に対する技術協力の重要性を再認識いただければと願っています。

(独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS:つくば市) 4階会議室
JIRCASは1970年に農林省熱帯農業研究センターとして設立され、1993年に農林水産省国際農林水産業研究センター、2001年に独立行政法人化された熱帯、亜熱帯、開発途上地域における農林水産業の研究を行う機関で、開発途上国の農林水産技術の向上に貢献しています。
(独)食品総合研究所(NFRI:つくば市) 4階会議室
NFRIは1934年に米穀利用研究所として設立され、1972年に農林省食品総合研究所に改組され、2001年に独立行政法人化された食品の総合的な研究所です。コメの研究では、DNAによるコメの品種判別・産地判別・食味推定技術等を開発しています。
国際稲研究所(IRRI:本部フィリピン) 4階会議室
IRRIは、1960年に設立されたフィリピンに本部を置く非営利の国際的なイネの研究所、トレーニングセンターです。コメの生産国、消費国と連携し、生産者及び消費者の健康とコメの安定生産をはかり、貧困と飢餓を防ごうというものです。

このほか次の展示コーナーを設け、過去から現在に至るまでの稲作、コメ、コメ加工品に関わる歴史をさまざまな視点から展示・紹介いたします。

食と農の科学館 大ホールホワイエ前
及び3階特設会議室
「稲作に係る農機具の変遷」及び「コメの新品種等」は農林水産省及びつくば市にある「食と農の科学館」から貸与された農機具、パネル、稲、コメ、棚田の模型等を展示します。コメはもともと熱帯・亜熱帯の農産物ですが、国土の大部分が温帯の日本では、台風の影響も考えながら、コメの生産量向上、品質向上のために綿密な栽培計画、農機具の開発、環境整備、品種改良に取組み、これまでさまざまな工夫を重ねてきました。最近のコメの品種改良には著しいものがあり、代表的なものを紹介します。また日本人は、脱穀後の稲ワラから縄、コメ俵、ミノ、ワラジ、ムシロ、カゴ、屋根材等の生活用品をつくり、利用してきました。コメの生産が衣食住に渡り日本人の生活を支えてきました。コメの文化を考える場を提供いたします。
コメ油の歴史 4階会議室
コメ加工製品やコメ糠機能性成分応用製品等の展示 4階会議室
和歌山だからこそ知っていただきたい
世界遺産高野山にみる「信仰の世界と食」
1階県民ロビー
及び4階会議室

会場である県民ロビー全体を霊場高野山奥の院に至るまでの荘厳な雰囲気を作り出し、来場者の皆様に癒しの空間を体感していただきます。

「雑事登り」の紹介

高野口町大野地区、花園村杖ヶ藪地区には今も高野山奥の院へ地元で採れた野菜をお供えする「雑事登り」という習俗が1000年来面々と続いています。 この歴史を始めて貴重な資料や道具、写真でわかりやすく紹介。信仰と食のつながりの深さをご理解いただく場とします。

「奥の院」の紹介

千数百年間灯し続けている「消えずの火」、かまどで燃え続けている「囲炉裏の火」等、食生活の中で最も重要な火にまつわる事柄を、信仰の面から解説。写真パネル、資料等で紹介します。 森羅万象の命を現す華道高野山独自の巨大生け花、内談義五段華を会場内に展示します。

和歌山ゆかりの先生方(女子栄養大学学長:香川芳子氏と
京都府医大教授:酒井敏行氏)
4階会議室
及び5階大会議室

女子栄養大学学長:香川芳子氏による(お母様「綾先生の栄養学にかける生涯」)の市民公開講座及び展示及び京都府立医科大学教授・酒井敏行氏による特に高校生を対象とした「研究者としての心構え、健康維持のために捧げる日々の生活の意味を訴える」(分子標的癌予防医学:癌予防のための極限研究への挑戦)の公開講座、展示。

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