「来て良かった、とお客様に満足していただけるように接客に努めています。天然温泉もいいお湯だと好評ですよ」と社長の林さん。こちらは126年も前から営業されている老舗旅館で、隣接するホテルと館内でつながっていました。旅館内にある天然温泉に入れるのでおトクな感じです。

食事について尋ねると「チェックインの時に予約してくだされば、夕食、朝食ともにご用意させていただきます。夕食は和歌山の新鮮な魚を使った山海の珍味です。どちらもお座敷でゆっくり召し上がっていただけます」とのこと。和風旅館ならではのサービスですね。

おすすめの散歩コースについては「近くには遊歩道もありますし、歩いて5分ほどの紀三井寺に参拝するのもいいですよ」と教えてくださいました。紀三井寺は歴史あるお寺で、早咲きの桜や境内からの眺めの素晴らしさで知られます。和歌浦湾や市内の街並が一望できますので、早起きしてぜひどうぞ。
ホテルのまわりも、昔ながらの風情を色濃く残す門前町。店先を覗き込みながら、ぶらりと散策してみてはいかがでしょう。

にこやかに館内を案内してくださったのは、スタッフの小柴さんです。とても親しみやすい方で「取材が終わったら露天風呂に入って帰ってくださいね」と嬉しいお言葉……。和歌山の人々の、素朴な温かみを感じました。庭園を眺めながら入浴できる素敵な露天風呂でしたし、次回はぜひ、入らせてもらいます！

旅館のロビーには座り心地の良いソファーが置かれていて、庭の緑にも心が和みます。新聞や本を読むのにもぴったりでくつろげそう。
時間があったら、気分転換に直営のお土産屋さんを覗くのもいいですよ。店内にはお菓子や果物など、和歌山の特産品がたくさん並んでいて、見るだけでも楽しめます。
ちなみに、社長さんイチオシのお土産は有田みかん。「ちょうど早生みかんが出始める頃ですし、地方発送もさせていただきます。和歌山のみかんはやはりおしいですよ」と笑顔で話してくださいました。