あたらし屋

健康の秘訣は昔ながらの自然食。風光明媚な加太海岸で、新鮮な海の幸をどうぞ。

ロビーからも海が
役行者堂からの眺め|海を望む展望風呂

「加太の鯛は黒潮にもまれているので身が締まっています。一本釣りで釣りあげた鯛を、活け造りや鯛シャブでいただくと最高ですよ」と女将さん。明るく朗らかで若々しい方なので、こちらも思わず笑顔になります。
「その若さと元気の秘訣は何ですか?」と尋ねると、「ヘルシーな青魚や海藻をたくさん食べる昔ながらの食事でしょうね。加太ではお年寄りも若いです。80歳を越した人でも、磯に出て海藻をとっていますよ」とのこと。
それにしても女将さん、お肌もツヤツヤでうらやましい…。隣でにっこりしている若女将も素敵だし、加太は美人が多いのかも!?

聞けば、こちらの旅館は創業200年で、もとは巡礼者のための遍路宿だったそうです。お遍路さんたちは、加太で船に乗って四国へと向かったのですね。ロビーの片隅には、往時を偲ぶ立派な屋根瓦が飾られて、旅館の歴史を語っているようでした。こちらのロビーではコーヒーもいただけますし、ちょっと一服するにいいですよ。

小嶋商店さんのよもぎ餅と海藻|女将さん(右)と若女将

最上階のお風呂にも案内していただきました。ガラス張りの展望風呂で、開放感がたっぷりです。夕暮れや早朝の景色も、さぞ見事なことでしょう。
自慢のお土産を聞いてみましたら「小嶋商店さんのよもぎ餅です。当館のすぐ近くにある商店ですが、サザエやテングサ、ヒジキなども販売していますよ」とのお返事。
小嶋商店のよもぎ餅は加太の名物として有名で、遠くから買いに来る人もあるそうです。お店のある場所は古くからの街道沿いで、昔ながらの集落の佇まいが残っています。潮の香りがする細い道を、淡嶋神社まで歩くコースがおすすめ。

最後に女将さんイチオシの観光ポイントを教えていただきました。「当館の裏にある小高い丘を登っていただくと、観音堂や役行者堂があります。役行者堂からの眺めは素晴らしいですよ」とのこと。興味をひかれて登ってみましたら、確かに美しい。加太の漁港や広々とした紀淡海峡、向かいに浮かぶ友ヶ島、淡路島まで一望できました。

住所/和歌山市加太205
TEL/073-459-1146 FAX/073-459-2337
E-MAIL/お問合せはこちらから URL/サイトはこちらから
 

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